★電柱たわみ量計測★

画像による『CPたわみ量』測定ソフト(たわみ量⇒荷重推定機能付)について

 画像による『CPたわみ量』測定ソフトは、電柱を撮影した画像から『たわみ量』を測定し、推定荷重を求めるソフトです。
肉眼では解りにくい「たわみ」を、横方向に拡大した画像を表示させることにより、「たわみ」も拡大され簡単に目視できるようになります。


画像から電柱境界部3点をクリックすることにより、3点で得られた三角形の外接円を求め、その半径からたわみ量を計算します。

1.    使い方

最初に「画像読込」ボタンをクリックし、撮影した画像を取り込みます。

画像取り込み

電柱情報ファイル(CPXSort.dat)が実行ソフトと同一フォルダにあり、画像ファイルにGPS情報が記録されている場合は100m以内の電柱情報が表示されます。
GPS情報がない場合は「その他:電柱No」電柱Noを入れて「検索」をクリックすると、電柱情報が表示されます。
ここで選んだ商法は、ソフトの型・長さ情報に反映されます。
北海道電力NWの情報に合わせていますが、他電力情報に合わせて作りこむことも可能です。

電柱指定 

 

                        次に電柱頂部から地際に向かってマウスで左ドラッグします。
             (タブレット用は頂部クリック後に下部をクリック)

ドラッグ

ドラッグが完了すると横方向に拡大された画像が表示されます。


「傾斜を補正」のチェックをを外すと、電柱の傾斜がそのまま拡大されて表示されます。


傾斜

電柱種別・長さを合わせてから、電柱の頂部、中間部、地際の3点をクリックします。

計測

3点目のクリックが完了すると外接円が表示されるとともに、荷重が計算されます。

結果

おまけ機能として、座標付きJPGファイルの場合は「ストリートビュー」表示が行えます。

雪に埋もれるなど、地際まで撮影できない場合は「地際隠れ長さ」でそのおおよその値を入れます。

埋もれ

外接円が電柱湾曲と一致しない場合は局部荷重または鉄筋破断が考えられます。

その場合は、「たわみ」のひどい3点をさらに指定します。

たわみの強い箇所に合わせた外接円が表示されるとともに推定荷重

たわみの少ない箇所を測定するには「戻る」ボタンをクリックし、測定します。

たわみの少ない箇所の測定が行えます。

元画像です。(NTT支線が枕降圧で引っ張られているようです)

最終測定結果は測定ソフト保存フォルダ内に「電柱荷重測定データ.csv」として自動保存されます。(次の画像読み込み時及びソフト終了時)
電柱No,所有,型,製造,年,たわみ量(mm),荷重(%),ファイル名,撮影日
513735-872498,当社,C-15,NC,2017,68,24%,DSCN2088.JPG,24/07/10

 

タブレットではマウスが現れないことと、クリック位置が指で隠れるため正確な位置指定が困難です。
のため、タブレット番では画面を指で触ると、その位置の左上(各50ピクセル移動した位置)に「+」カーソルが現れ、
触れたまま動かすとカーソルが移動します。

正しい位置に来た時に、指を離すとその位置で確定されます。(マウスアップ操作)

ディスクトップ版は、マウスを押した時に位置が確定されます。(マウスダウン操作)

細径柱測定機能

細径柱は円弧を描かないため3次の多項式で求めます。使い方は同じですが、4ポイント指定します。局部計測はできません。



2.    たわみ量の計算方法

電柱の頂部、中間部、地際の3点をクリックしたポイントをABCで表すと、A(X0,Y0)・B(X1,Y1)・C(X2,Y2)の座標が得られます。

各点の対角辺をabcで表すと、各辺の長さは式1.gif (1075 bytes)で求めることができます。Abも同様

正弦定理a/sinA=b/sinB=c/sinC=2Rでは対角のsin値も必要なことから、

余弦定理式2.gif (1589 bytes)でcos値を求め、式3.gif (1157 bytes)からsin値を求めます。

こにより、外接円半径Rを求めます。

外接円半径とクリックした長さ(c+a)<<R である事から、ラジアン角 r = (c+a)/ R で求まる。

また、三角形AOCは二等辺三角形であることからcos∠rは余弦定理から式4.gif (845 bytes)としても良い。

TW4.png (39392 bytes)

電柱の根入れは電柱長さの1/6で(2.5mを超える場合は2.5m)、これから地上の長さHを求め

電柱長さに対するたわみ量は H×(R-Rcos∠r)/bとなる。

また、二等辺三角形AOCの∠A及び∠Cは(180-∠r)/2=90-∠r/2となる。

∠r’は90-∠cであるから、∠r’=∠r/2 となる。

電柱の長さから地上部分の長さHを求め、たわみ量をH×sin∠r’ で求める事もできる。

各形状のCPについても、長さが変わっても外接円の径が等しくなる特性があり、種別による規定値も外接円径だけを持っていれば計算することが可能となります。

このソフト(画像処理方法・計算方法)は特許取得済みです(特許7227419

使用には北海道電力鰍ニ使用契約が必要となります。(会社単位で契約予定)

詳しくはこちら(hn-matu@epmail.hepco.co.jp)にメールください。

サンプルソフト(ディスクトップ版)はこちら。(Windows7以降であればsetup不要)

サンプルソフト(タブレット版)はこちら。(Windows7以降であればsetup不要)

Windows10,11ではセキュリティーのため動かないことがあります。

その場合はダウンロードしたzipファイルのプロパティーを開き「許可する(K)」にチェックを付けてから解凍してください。

skliti.png (32549 bytes)

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